久しぶりに料理でもするか、とご機嫌で材料を買ってきて調理を開始したとある休日。
味付けの段階である事実に気づく。
そこまでルンルン気分で調理してたのに、砂糖・塩の現状を見て激萎え・・・
容器に付属のスプーンでガリガリやっても、取れたのはスズメの涙。悲しい・・・
どうやったらこのカタマリ直せるの~~!!(叫)
というわけで、今回は砂糖・塩が固まる原因と改善・予防方法をご紹介します。
目次
砂糖・塩が固まる原因は「湿度の変化」
砂糖・塩が固まってしまうのは、「湿度の変化」が原因です。
砂糖・塩ともに湿度の変化で固まるのですが、砂糖と塩では固まる理由が少し違います。
砂糖が固まるのは「乾燥」のせい
砂糖が固まるのは、湿度の変化によって乾燥してしまったためです。
砂糖は製造の最終段階で、固まるのを防ぐために水分をかけられます。その水分が蒸発して乾燥し、結晶化してしまいます。
また、湿度が高すぎると砂糖の表面が溶けてしまいます。その後、乾燥するとさらに巨大なカタマリになってしまいます。
特に乾燥しやすい冬には要注意です。
塩が固まるのは「湿気」のせい
塩は、砂糖とは逆に湿度の変化で湿気が多くなってしまったためです。
塩は、空気中の水分を吸収しやすいため、湿度が高くなると水分を吸収し、溶けて固まってしまいます。
特に湿度が高くなりやすい梅雨の時期には要注意です。
固まった砂糖・塩を直す方法
砂糖・塩ともに、湿気と乾燥という湿度変化が原因で固まってしまいます。
なので、水分の調整をしてやれば固まりは改善されるんです。
では、どのように水分を調整をすればいいのでしょうか。
砂糖は水分を含ませると直る
砂糖は、乾燥の改善が必要で、水分を含ませてやると直ります。
霧吹きで水をかける
霧吹きで砂糖に直接水をかける方法です。こちらは多くの方が実践してらっしゃるようです。
直接砂糖に水分を含ませるため、すぐに固まったのが改善されます。
しかし、水をかけすぎてしまうとべちゃべちゃに溶けてしまうので注意が必要です。
必ず砂糖に霧吹きをする前に、どのくらい水が出るのかを確認してから行いましょう。
とはいえ、現在霧吹きを常備しているご家庭は少ないのではないでしょうか。
私は一人暮らしで、霧吹きなんて持ってませんでした(笑)
「とりあえず、水かければいいんでしょ?」ってことで、指先を水で濡らし、パッパッと砂糖に飛ばしてみましたが、まぁかからない(笑)全然かからない(笑)
かけすぎると砂糖がダメになってしまうし・・・と悩んだ末、別の方法を試しました。
水分の出る食材を入れる
こちらの方法は即効性はありませんが、私が試して実際に効果のあった方法です。
食パン・野菜などの食材を砂糖の保存容器に入れて、食材の水分を砂糖に吸収させる方法です。
私が実際にやった方法は「キャベツを一片入れる」です。
料理に使う予定だったキャベツの芯を砂糖の入った容器に入れて、1時間ほど放置しました。
そうすると、キャベツに含まれていた水分を砂糖が吸収して、砂糖がほぐれました!かわりにキャベツがカリカリに乾燥してました(笑)
使用できた砂糖は表面部分だけだったので、さらにサラサラにするには一晩ほど入れておくのがいいようです。
水分を含んだ葉物野菜を使用するのがオススメですね。
しかし、野菜や食パンを入れたまま忘れて放置してしまうと、とても不衛生なので、砂糖のカタマリが改善されたと思ったら、すぐに取り除いてください。
塩は湿気を取ると直る
塩は湿気の改善が必要で、湿気を除去すると直ります。
電子レンジでチン・フライパンで炒る
即効性があり簡単な改善方法は、電子レンジで加熱することです。塩を耐熱容器に入れてチンすると、湿気が飛んでカタマリが直ります。
加熱する時間は、塩の量と電子レンジの性能で変わりますが、約30~2分くらいになります。必ず塩の様子を見ながら加熱するようにしてください。
電子レンジでチンする他には、塩をフライパンで加熱する方法もあります。
フライパンは綺麗に洗った清潔なものを使用し、油はひかないでください。弱火で揺らしながら、塩の様子を見て加熱してください。
水分を吸収する食材を入れる
砂糖と同様に、食材を入れることで塩の中の水分を吸収する方法です。こちらの方法は即効性はありません。
塩の中には、パスタやマカロニなどを入れて一晩ほど放置するといいでしょう。
改善されたら、忘れずに取り出すようにしてください。
砂糖・塩が固まるのを予防する方法
上記のような方法で砂糖・塩のカタマリは改善されますが、使う時に再び固まっていたら嫌ですよね。
実際、砂糖のカタマリ改善にキャベツを使用した管理人ですが、改善には時間がかかりました。料理の時はすぐに使いたいのに、イライラしてしまいました。
なので、常に固まるのを予防できるといいですよね。予防には、固まる前に策を取ることが重要です。
保存方法を見直す
砂糖・塩が固まるのは湿度の変化が原因なので、急激な湿度変化がないように保存しましょう。
密閉容器で保存して、急激な温度変化があるような場所・直射日光を避け、冷暗所で保存するのがいいでしょう。
砂糖にはヨーグルトの砂糖を混ぜておく
ヨーグルトの砂糖は上白糖よりも固まりにくい性質であるため、固まる前の砂糖に混ぜておくと固まるのを予防できます。
私のように「ヨーグルト嫌いで食べないんだけど」っていう人は、グラニュー糖でも同等の効果が期待できますよ。
塩には炒り米を入れておく
塩には炒った米を入れておくと、固まるのを防止できます。
小さじ1杯くらいの生米をフライパンに入れ、弱火できつね色になるまで炒ります。
完全に冷めたら、塩と混ぜて保存容器に入れます。
塩が固まるのを防止する便利グッズ
塩が固まるのを防止する便利なグッズが販売されています。それが「珪藻土」を使ったグッズです。
湿度の変化が原因で固まってしまうのですが、この珪藻土は湿度を調整してくれる作用があるようです。
保存容器に入れておくだけで固まるのを防止してくれる「珪藻土スプーン」や「珪藻土スティック」、保存容器自体が珪藻土で出来ているものもあるので、生活スタイルに合わせてチョイスできます。
料理の際のイライラが消えるのでオススメグッズです。
まとめ:砂糖・塩が固まって使えない時
調味料が固まって使えないと、せっかくの楽しい料理がイライラに変わってしまいます。
そんな事態にならないように、あらかじめ予防しておくことも大切ですね。
- 砂糖・塩が固まるのは「湿度変化」のため
- 砂糖は水分を加えると直る
- 塩は水分を吸収すると直る